鍵師への転職

最近、「技術を身に付けて働く」、「独立開業を目指す」、「開業すれば定年がない」といったインセンティブで、鍵師への転職を検討する人が増加しています。

経験がなくても鍵師に転職できる?

いざ転職をと決心しても、どのようなスキルが求められるか、どういう方法で就職あるいは開業をすればよいのかわかりません。
確かに鍵師は、未経験からでも比較的転職が容易な仕事であるとは言えます。
国家資格が必要なわけではなく、特別な学校を卒業することが必須なわけでもありません。
ただ、職人的な要素は強く、知識・技術が不足していれば顧客のニーズに応えられず、信頼を得ることは望めません。

鍵師に求められる知識や技術を身に付けるには

未経験者が鍵師への転職を目指す方法して2通りの道があります。
1.鍵師のスクールに通い基礎的な知識や技術を習得する
2.企業で又は独立して鍵師として働くプロの下で修業し経験を積む

鍵師のスクールでは、鍵の構造、開錠技術、合いカギ複製技術、独立起業のノウハウなど、プロの鍵師として求められる基礎的事項を学びます。
もちろん、スクールでの学習がすべてではなく、知識や技術を現場で生かすためには、経験が必要な場面も多いです。
鍵師の仕事は経験が財産で、プロの下で働けるチャンスがあれば、そちらがベターだという声もあります。

就職先をすぐに見つけるのは難しい

鍵師には国家資格はありませんが、民間で認定する資格はあります。
例えば、「日本鍵師協会」が実施している「鍵師技能検定試験(2級・1級)」です。
就職するに当たり、資格所有の有無が問題となるケースはそれほどないと言われます。

ただし、資格があれば一定レベルの技術や知識を持っていることの証明となり、現場に出たときに信頼を得やすいことは間違いありません。
また、ハローワークなどではあまり目にしない鍵師の求人が、協会などに寄せられることも多いようです。
検定試験に準拠した講習の受講後に、技能検定試験を受け、資格を取ることも転職に当たっては検討の余地があるかもしれません。

飽和状態とも言われる鍵屋

鍵屋は飽和状態とも言われ、独立開業は、技術力に加えて営業のノウハウが必要で未経験者がいきなり開業するのはリスクが大きすぎです。
鍵師に転職を希望する人は、このような状況を理解したうえで、計画的に転職活動を進める必要があります。
大手のチェーン店に就職しても最初は雑用・雑務が多いようです。
時間があるときに少しずつ開錠方法やキーの複製を学んでいくという修行を覚悟する必要があります。

カギの作成や設置という現場の仕事ではありませんが、カギを作るメーカーやカギを販売する問屋などの経験から、鍵師になる道もあるかもしれません。
一度、現職の鍵屋さんの話を聞いてみるのも参考になるのではないでしょうか。