鍵師のやりがい・魅力

依頼してくる顧客は皆、トラブルを自分で解決できずに困っています。
カギの紛失や故障で部屋に入れなくなってしまったり、キーを車内に挿したままドアにロックがかかってしまった客は、多くは初めての経験です。

依頼に応えられて笑顔で感謝されたとき

突然の非常事態に慌てていることが多く、たいていの場合、修理や開錠に取り掛かる前は「本当に開くだろうか」と不安で途方に暮れた表情です。
しかし、数分後には部屋や車に乗れるようになり、ホッとした表情と安心できた笑顔が返ってきます。

鍵師にとって客の笑顔を見るとき、「ありがとう」と感謝の声をかけてもらうときが、一番のやりがいを感じる瞬間と言えるでしょう。
客は大きな不安を抱えながらも鍵師を信頼して仕事を依頼しているのですから、鍵師は信頼に応えなくてはなりません。

難易度の高い錠の開錠に成功したとき

新しいカギの技術が進歩している中、ときには経験のない高い難易度の事案に遭遇し、鍵師自身が上手くいくだろうかと不安になることもあります。
しかし、こちらが不安である態度を表せばそれは顧客にも伝わり、不安が伝染します。

冷や汗をかいても、不安な気持ちは出さぬようにしながら、「さすがですね!」「助かりました!」と笑顔で感謝されることを目指して粘り強く作業を続けなくてはいけません。
その分、開錠できた時の達成感は大きくなります。
それができる鍵師になれる様、年々進化する新しいカギの技術に遅れないように日々研究や自己研鑽を積み成長していくことが求められます。

一つの技術をマスターすればするほど、奥の深い世界だと思える瞬間も多く、生涯かけて1つのコトを突き詰めたい人は、やりがいを感じる仕事です。

セキュリティに関するアドバイスを真摯に聞いてくれた時

開錠依頼を受けたカギが陳腐化しており、新人の鍵師レベルでも開錠が可能であるような場合もあります。
そのような場合、新しくセキュリティレベルの高いカギへの交換を勧めることも必要です。
ただ新しいカギを売ろうとするのではなく、親身になったアドバイスであることをきちんと受け取ってもらえた時は、信頼されているという満足感があります。

独立開業して事業を安定した軌道に乗せた時

鍵師には専門な技術や知識が求められ、個人によって大きく腕に差が付きます。
鍵師は職人的な要素が強いので、企業に勤務する就業形態だけでなく、腕に自信がつけば独立して開業することも可能です。
独立すれば自分の技術や営業力によって、更には従業員を雇用することにより、大きな収入を得ることも目指せます。
定年があるわけではありませんので、手に職を付けて長く働き続けたいと考えている人には、最適の仕事だと言えそうです。